考える水草

「考える水草」主宰:水沼佑太の冒険の記録

水沼佑太 John Muir Trail へ行く 6

サンフランシスコ 3日目
 
 
今日もまた朝食は変わらない。よく飽きないなアメリカ人。
パンにジャムを控えめにつけて、たくさん食べる。
バナナも食べる。
アジア人がインスタントラーメンを食べていて、いいな〜と思っておれも食べる。
 
 
今日も街を歩くぞ。今日のミッションは、バケツを探すこと。
あと、まだ決めかねていた&財布を持っていなかった為に購入できていなかったサンダルとテントを買うことだ。
 
バケツは、登山の途中にある牧場に荷物を送って預かってもらうのに必要だ。いったん入山すると、街まで降りて食料などの物品を補給することが難しい。バケツは牧場からの指定だ。ダンボールだと耐久性が低く、形が様々で積みにくい、濡れて破けてしまう恐れがあるとのことだ。
 
 
まずはアウトドアショップREI。何度通っても楽しい。スタッフもとても親切で笑顔が光る。悩んだが、ここは軽量化に早くから取り組んでいるアメリカの会社・ビッグアグネスのテントにする。
 
まだアルコールストーブで煮炊きを考えたていたが、念のため固形燃料を入手。サンダルも悩んだが、渡渉の際にもずれ落ちず滑りにくいことを優先し、ちょっと重量があるがKEENのサンダルをカゴに入れ込む。
 
 
会計でクレジットカードを手渡す。
これは使えないという。え?なんで・・・。焦る。理由がわからないからだ。もう一度お願いしてみる。それでもやっぱダメだ。またしても商品が買えなかった。相棒に相談し、一時的にまたお金を借りて、あらためて妻に送金をお願いし返済した。
 

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これについては夕方宿に帰って調べてみた。今月使える残高がもうほとんどなかったのだ。そういえば、このカードで航空券から時計や登山アイテムまで、ポンポン使っていた。しまった。全然カード使えないじゃん。不安になった。いざっていうときはどうすればいいんだろうか・・・。
 
 
ま、山行こう!行くしか無い。カードは2枚あったほうがいいよーとはこのことか。
 
 
 
なんとかアイテムを購入したら、次はバケツ探し。バケツはどこに売っているんだろう?町行く人に聞くも、バケツがどこに売っているかみんな知らないという。あそこにあるんじゃない?っていう情報を3つくらい頂いた。しかし、行ってみるもサイズ小さかったり蓋がなかったり。こんなことで時間を使うことになるとは・・・。
 
 
ま、いっか。探そう。次回は入念にリサーチしてきた方が、もっと他のことに時間を使うことができる。ここあるかもよと、ホームセンターっぽいところを見つけた。いきなり、地下に降りてゆく。あった!バケツがあった!ここにあったのか〜。

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ついでに燃料用アルコールもゲット。ただ後から気づいたのだが、4本買ったのに3本しか持って帰ってなかった。レジのおばちゃんも私もゆるい。
 
 
 
宿の部屋に帰って、早速燃料用アルコールが使えるか試してみる。ちょうどコーヒーも飲みたいしね。アルコールをちょぼちょぼ〜と注いで点火。
 
ぼっわ〜〜!!!黒い煙がもくもくと立ち上がる。
やっべ〜〜!!火事になる〜 
 
急いで消火するも、非常ベルを鳴らしてしまったよ。1分ぐらい鳴って焦る。慌てて片付ける。誰か来るかな〜、怒られるかな〜と思うも誰も来ない。よくあることなのかもしれない。よかった。
 
そもそも部屋で煮炊きしてはダメだよみんな。
 
でもよくない。このアルコールだめじゃん。よく見るとアルコールの純度が低い。すすが出まくる。明日返品に行こう。
 
 
夕食とジュースを買いにちょっと外にでる。ドラッグストアの前を通っていると、ホームレスらしき服装のおじさんが店内に入り、すぐ、1mくらいの棚にある商品、口紅などの化粧品をがっぽり持って行った。店員が声を上げるも早業で、捕まえるには間に合わなかった。その後すぐ、店員が通常業務に戻っていたことも驚き。この街は高級車もたくさん走っているし大きな商業施設もいっぱいだ。その一方でホームレスも結構見かける。ここの物価で仕事がなければ、そうなってしまうだろうと思う。
 
 
早く森でのんびり水を飲みたい。