水沼佑太 John Muir Trail へ行く 1
John Muir Trail から1年が経った。
めっちゃはやい。もう3年前くらいに感じる。
日本に帰国したら旅の記録をいっぱいまとめるぞーと思っていたのだが、山形でのおしゃべりや、温泉、飲み会、集落の行事、季節の仕事など、多いに楽しんでしまった。
日常の生活ってすばらしい!!!
今回は覚えてるところをシンプルに書いてみる。娘の泣き声を聞きながら・・・
その恩恵はあった。
ひとつは、インターネットの情報だけだとよくわからん。
お店は小さな部屋が2つ。
一部屋は、こだわり抜いた登山アイテムが並んでいた。暖色の照明が部屋の雰囲気を温かくしてくれている。登山アイテムは、輸入されている商品やハンドメイドアイテムが多く、普段見かけないものが実際に見れる。見ていて楽しい。
土屋さんに、JMTに行きたい、と装備についてアドバイスを求める。すると、山形に住んでいるというと、JMTはじめアメリカ各地のロングトレイルを踏破している山形ロングトレイル協会の斉藤さんに会ったか聞かれた。私もインターネットで調べ、電話を試みたが繋がらずまだお会いできてないと伝える。
特にアメリカでのハイキングは、基本的にはどこに寝泊まりしても良い訳だから、風のないところを選べば、強いフレームでなくとも対応できるし、デザインも、洋間に寝たいか和室に寝たいか、そんなもん。と教わる。たしかに。
ぐぐっと悩みが消えつつ、自分の頭の中で勝手にイメージが動き出した。
さらにここから30分以上ULハイキングについて講義を受ける。歩くということへ、熱量と知識に圧倒された。詳しくは土屋さんの著書など見てみてくださいね。
もう一部屋は、テントやシュラフなどを体験できる部屋。その広々とした空間の隅に本棚が置いてあった。新刊書もいくつか置いてあったが、ほとんどが古い本。日本各地の山の歴史を知るような本でした。山へと向かった一人一人の物語。そんな文化的側面も大切に考えられているお店でした。
ここで40ℓくらいの白いザックと、品のある青色のシュラフをGET!
日をあらためて。
今度は山形にあるゲストハウス・松本亭一農舎。ここに山形ロングトレイル協会のメンバーの一人がいらしたみたいで、斉藤さんの連絡先を紹介してもらった。実際にご挨拶したところ、今度山形ロングトレイル協会でのルート整備に参加しないかとお誘いを頂く。
斉藤さんは持っていきたいものを持って行くスタイル。アイテムの知識がすごい。
JMTで一番大切なのは、歩くための許可証を入手できるかどうかだという。
もしそのシエラネヴァダ山域に興味があるのであれば、JMT以外にも近くに道はいっぱいあるから、とそちらをおすすめされた。たしかに、憧れのJMTではあるが、世界中からハイカーが訪れるようになって山の負担が大きくなった訳だからな。
いろいろとアドバイスを受け、悩みも増えたが、楽しみも増えた。